やにこうおもろいCORE句会 NO22

画像はクリックすると大きくなります。2006.1.30〜

「大空を 少し吸い込み 春近し」 笛吉

笛吉:昨日今日と温かな陽気で、花も咲き始めますね。みんなが、待っているんですから。
    南部の梅も咲き始めたとか。今年は本当に遅くなりましたね。

AYA:この水仙の句も清々しいですね。大空を少し吸い込み!スケールが大きいですね。
   ひと雨 ひと雨、少しずつ春が近づいてきたかのようです。

ノリペー「富士山よ 寒くはないか 雪衣」      

    「富士山も いい顔をして 新世紀」

ノリペー 「初春や 薄衣まとい 白き富士」      

     「雲晴れの 富士に仰ぎて 手を合わす」

        「初富士に また健康の 手を合わす」

ノリペー:先日も静岡に行って来ました。

ノリペー:海外旅行から帰り、飛行機の上から富士山を見つけ、日本の山である事を誇りに思います。
       私の第二の故郷で懐かしく思いました。(~o~)

AYA:ノリペーさん、画像も絵も素晴らしい〜〜〜〜!!!さすが日本が誇る富士山って感じがします。
   白鳥が泳ぐ画像もいいなあ〜。湖に富士山が くっきりと映っています。
   ノリペーさんの水墨画。格調高いですね。書も句も素晴らしい!!雨に煙った富士山。薄衣をまとった富士山。   
   松のはるかかなたに見える富士山。どの季節でも 美しいですね。

keyaki「ホオジロの 春が目覚める いい香り」

ふぅふぅ「頬白や 胸を反らして 花守し」

usagi「春浅し 香り誘われ 小鳥鳴く」

   「蝋梅の 鮮やか枝に 歌ひけり」

ノリペー「胸張って 頬白高く 歌いだす」

keyaki:蝋梅に留まったホオジロさんです。カメラ目線です。人もカメラも気になるんでしょうね。

ノリペー: 私も飼いました。声のはりー、イイー、野鳥は(全て)冬の間は「地鳴き」と呼ばれる鳴き方をして、
      3月ごろからは、さえずりに変わります。
      オスがメスにアプローチするの。「一筆啓上つかまつり候」と鳴くの。
      カナリヤ等を横に置きこの言葉を覚えさすの。その声は大きく綺麗だよ。

AYA:ふぅふぅさんは 花守し。と詠まれていますね。よくこんな言葉が浮かぶものだと感心します。
     お守もたくさんあるけれど 花守って言葉が優しいね。   
     ホオジロはどんな声で鳴くのでしょうか〜〜。

keyaki「昔人 名に蛇付けた 可憐花」

ふぅふぅ「密やかに 自己主張せし へびいちご」

usagi「如月に入りて 野の花 目をさまし」

keyaki:誰が付けたのか、いやな名前です。蛇は極度に苦手というほどではありませんが、素手で掴むことはしたくないです。
    手袋すれば小さいの(60cmくらいまで)だったら可能かな?話しがそれてしまいました。田の畔でよく見かけます。
    おいしそうな赤い実が成ります。ホオジロ 暖かい日には、囀っていますよ。

AYA:ヘビイチゴの語源を調べてみましたが。さて☆ほんとの所はどうなんでしょか??
   
  
☆蛇のでそうな湿地に生えることからヘビイチゴとつきました。
   ☆毒草だと思いこんでいる人もいるようですが、食べることはできます。でも、ふわふわしていて、
   味が無くてまずくて2個と食べることはできません。こんなものは蛇にでも食わせておけばいい、
   と言ったあたりが語源かも知れません。

  
 何ていうのもありましたよ。でもお花と実は可愛いですよね〜。

keyaki「カプセルの 中で春待つ 木の芽かな」

ふぅふぅ「黙然と 木の芽息づく 二月来る」

usagi「朴の芽に 春咲く花を おもひけり」

   「木の芽雨 空をみあげて 心澄む」

keyaki:今日も木の芽起しの雨がよく降りました。久しぶりに富田川の水が 海まで届きました。
     まだ起きてこない
朴の木の芽です。

AYA:まだまだ ふっくらするところまで行きませんね。坂村真民さんと朴の木は私の中ではいつも一緒に感じられます。
   こんな詩をみつけてきました。

《 おのずから 》

花おのずからにして咲き
道おのずからにして開く

ああ
わが愛する
朴の木のごとく
あせらず
いそがず
この世を生きてゆかん
一つの道を貫きゆかん

護らせたまえ
導きたまえ

ふぅふぅ: 二月ですね。大阪も今日は一日雨でした。AYAさん、坂村真民さんのこの詩は初めてです。

keyaki: 坂村真民さんの《 おのずから 》AYAさん この詩いいですねー 大好きです。
      ふうふうさんのような いい言葉出てこないわ。

usagi: 雨上がりの夜空 星☆がとっても綺麗ですね。よく降りましたが明日は晴れるでしょうか。
    朴葉焼き(ほおばやき)=ほうば味噌 ってありますね。香ばしいかおりで 美味しいですね。
    木蓮科なんですね〜 。
    そういわれてみると 芽がいかにもそんな感じです。大きな葉に 大きな白い花が咲くのが楽しみですね

ふぅふぅ: keyakiさん。今日の句「カプセルの」というのがいいですね。
       usagiさん「心澄む」ような雨ですね。すばらしい句です

keyaki「歳重ね 待ち遠しくなる 梅一輪」

ふぅふぅ「花五弁 ほのかあつめて 春間近」

usagi「寒梅や 出逢い重ねて 匂い立つ」

   「早梅に 夢をいだきつ 空のあお」

ノリペー「早梅の 匂いも画布に 収めけり」
     
    「早梅に ある日溜りを 分かちあふ」

keyaki: 今年初めて梅の花を見つけました。隣町の写真屋さんへ行った帰りに、道路側の梅畑で一本にだけ数輪咲いていました。

usagi: 偶然ですが今日お昼休みにちょうど梅はいつ頃から見ごろかしらね〜〜まだ早い?なんて話してたので 
     お題にびっくりしたり、嬉しかったり。。。(*^。^*)

ふぅふぅ: もう梅の花便りなんですね。紀南の里が梅の香りで包まれるまでもう少しでしょうか。

ノリペー「鬼は外 妻に投げたし 鬼は外」

キャー(~o~)

AYA:いいんかなあ〜〜。こんな句詠んだら トドさまに叱られるぞ〜〜^^;
   この鬼さん、怖くないね。愛嬌があるわ(^_-)

keyaki「腰低く 地味に咲いてる キランソウ」

ふぅふぅ「どこにでも あるやなしやの キランソウ」

usagi「恋文に 薄むらさきの 小花添え」

   「料峭の 紀州の風を やわらげし」

keyaki: 地面にへばりつくように咲いている野草です。腰をかがめて探さないと見つからないかもしれません。
      
別名  「地獄の釜の蓋」  というらしいです。

usagi: またまた可愛い野草ですね。よく見かけますが名前ははじめて知りました。
地獄の釜の蓋とは 怖い別名ですね。綺麗な色ですよね〜〜
漢字では 金瘡小草=(きらんそう)と書くんですね〜。花の名前ははいりませんが・・・(^^ゞ

ふぅふぅ: この花はアップだと分からなくなりますが、よく見かける花ですよね?

ノリペー「芽吹く山 抜けて人家と 田畑あり」

AYA:鮮やかな紫色をしているんですね。別名 地獄の蓋!!
      すごいねえ・・。なかなか見つかりにくい所に生えているのかしら。

      と 言うわけで・・気になるので 調べてきました(#^.^#)

一見不思議な名前ですが、語源は定かではありませんが、一説では、春の彼岸の地獄の釜が開く頃に花が咲くから。という説と、
  もうひとつは、茎葉が地面を這って密におおい、地面に蓋をしているように見えるからだという説があります。

         とのことです(^^)

usagi:
 P.S.
AYAさんこれですよ〜。
見たことあるでしょう、小さな花ですけどね。

AYA: 芽吹く山。今の季節にぴったりですね。情景が浮かびます。

keyaki「寒風は 綿毛纏って 凌いでる」

ふぅふぅ「花耐える 葉っぱ捩じれて 余寒かな」

usagi「春寒し ものの芽たちも 頬かむり」

keyaki:名前はわからないのですが、山にあるムラサキシキブと似た感じの樹です。
     普通に見るときはわかりませんでしたが、マクロで撮ってみると、綿を纏っていますね

AYA: 寒さが逆戻りですね。立春と言ってもまだまだ寒い寒い〜〜。
    葉っぱもよじれる寒さですかネ(^^)  でも 日一日と長くなってきたような気がしますよ。
    >usagiさん頬かむりと言う言葉がいいですね。usagiさん、いろんな言葉を次から次にと思いつきますね〜〜(^_-)

keyaki「凍てつく としもやけになる 葉っぱかな」

ふぅふぅ「掌をこすり 朝のあいさつ 春浅し」

usagi「如月の 風が冷たき 野道かな」

   「ぎしぎしも 赤くしもやけ 余寒かな」

keyaki: 今朝も寒かったですねー 昼からは少し暖かくなりました。
      
「ぎしぎし の葉っぱ」も しもやけで赤くなっています

ふぅふぅ: ぎしぎし?そんな花があるのですか。聞いたことあるような気もしますが、ちゃんとした名前ですか?
       いつも勉強させてもらいます。

usagi: これ畦道とかでよく見ますが ぎしぎしって言うのですか?はじめて名前知りました。昔ね子供の頃 
       やぎにこの草 食べさせてたような記憶が・・・なつかしいわ。^m^

keyaki: ギシギシは本名みたいです。図鑑にもこの名前で載っていました。

ふぅふぅ: keyakiさん、僕も調べたのですが 夏の花として載っていた 「羊蹄(ぎしぎし)の花」 の、ぎしぎしなんでしょうね。
       
名前の由来は、京都の方言だったとも、
        二つの茎をすり合わせるとギシギシと鳴ることからついたともいわれるそうです。